農林水産分野の先端技術展開事業
復興庁の事業。令和7年度当初予算 5.5億円(前年度 5.8億円)、令和8年度概算要求 0円。主な支出先は農林水産省、福島国際研究教育機構。
事業の目的
福島をはじめ東北の復興を実現するための夢や希望となるものとするとともに、その活動を通じて我が国の科学技術力の強化を牽引し、イノベーションの創出により産業構造を変革させることを通じて、我が国の産業競争力を世界最高水準に引き上げ、経済成長や国民生活の向上に貢献する世界に冠たる「創造的復興の中核拠点」を目指す福島国際研究教育機構のもと、研究開発や産業化・人材育成の動きを加速させていくことを目的とする。
事業の概要
上記の目的、現状・課題を踏まえ、福島の優位性が発揮できる①ロボット、②農林水産業、③エネルギー、④放射線科学・創薬医療、⑤原子力災害に関するデータや知見の集積・発信の5分野の研究に取り組む。
農林水産分野については、福島イノベーション・コースト構想の実現に向けて、農林水産業の復興を強力に推進するため、これまで被災地で実施してきた先端技術の開発、実証研究及び社会実装を一体的に行う観点から、福島県の特定復興再生拠点区域をはじめとした被災地域内において、福島国際研究教育機構のもと①ICTやロボット技術などを活用した農林水産分野の先端技術を開発するとともに、②現地実証地区において、新たな状況変化に起因する技術的課題を解決するための先端技術の現地実証を実施する。③実用化された技術体系の速やかな社会実装を図るため、被災地域内に設けた社会実装拠点を核として、得られた研究成果の情報発信、技術研修、現場指導等を行う。
現状・課題
原子力災害に見舞われた福島浜通り地域等では、避難指示解除の状況等により復興の状況に差があり、市町村ごとに状況は大きく異なるものの、総じて、長期にわたる避難等の影響により、人口が回復しない状況とそれに伴う産業の担い手不足が続いているほか、広大な面積の土地が未利用・未活用のまま残されており、その回復は容易には見込めない現状にある。こうした福島浜通り地域等の課題は、中長期かつ困難を伴うものであるが、なかでも人口減少やそれに伴う社会・経済面の影響への対応等は、将来の東北や日本、世界に共通する課題とも言える。それゆえに、単に震災以前の状態に戻すことを企図するのではなく、「創造的復興」の理念に基づき、福島において、イノベーション等を通じた持続可能な新しい地域社会モデルを実現し、これを世界に示していくことを目指す。
予算の推移
| 令和3年度 | 令和4年度 | 令和5年度 | 令和6年度 | 令和7年度 | 令和8年度要求 |
|---|---|---|---|---|---|
| — | — | 6.7億円 | 5.8億円 | 5.5億円 | — |
当初予算。うち特別会計 5.5億円(東日本大震災復興)。
支出先(国から直接、上位2者)
令和6年度の支出実績。支出先は全10者。このほか再委託・再交付の先が 8 件あります(金額は上の支出と重なるため合計しません)。
| 支出先 | 法人番号 | 契約方式 | 金額 |
|---|---|---|---|
| 農林水産省 | 5000012080001 | その他 | 5.8億円 |
| 福島国際研究教育機構 | 9380005012696 | 補助金等交付 | 5.6億円 |
同じ施策の事業
政策:2 農業の持続的な発展
施策:⑪ イノベーション創出・技術開発の推進
根拠法令・関係する計画
- 福島復興再生特別措置法 第九十一条
- 「第2期復興・創生期間」以降における東日本大震災からの復興の基本方針の変更について(令和6年3月19日閣議決定)
- 新産業創出等研究開発基本計画(令和4年8月26日内閣総理大臣決定)
- 福島国際研究教育機構が達成すべき研究開発等業務についての運営に関する目標(中期目標)(令和5年4月1日主務大臣指示)
- 福島国際研究教育機構の中期目標を達成するための計画(中期計画)(令和5年4月7日認可)
- 福島国際研究教育機構基本構想(令和4年3月29日復興推進会議決定)
- 経済財政運営と改革の基本方針2024(令和6年6月21日閣議決定)
比較・検索できる画面で見る レビューシート原本(行政事業レビュー見える化サイト)
出典:行政事業レビュー見える化サイト 令和7年度版のレビューシート(事業番号 6586)を加工。