ブランド・GI推進事業
農林水産省(輸出・国際局 知的財産課)の事業。令和7年度当初予算 0.62億円(前年度 1.0億円)、令和8年度概算要求 1.6億円。主な支出先は日本地理的表示協議会、株式会社マークアイ。
事業の目的
農林水産物・食品の付加価値向上・輸出拡大に向け、地理的表示(GI)や商標等によりブランドを保護・活用するモデル的な取組を支援する。加えて、ブランド化に役立つGI保護制度の活用を進めるため、登録申請のサポートや、国内外における我が国GIの認知拡大を推進する。
事業の概要
(2026年度~)
①ブランドの保護・活用により稼ぐモデルの創出支援
GIや商標等を用いたブランドの保護やブランド価値向上・活用の取組が拡大するよう、商標等の権利取得、ライセンス契約の締結、マーケティング等のモデル的取組を支援。また、その成果を普及し、優良事例の横展開を図るためのセミナー等の開催を支援。
②地理的表示(GI)保護制度の活用推進
輸出等により稼ぐことを指向する多様な産品をGI申請につなげるため、産地等のGI申請をサポート。また、インバウンドや輸出に活用できるよう、我が国のGI保護制度やGI産品の国内外での認知向上に向けた取組を推進。
(~2025年度)
①地理的表示活用推進支援事業
日本地理的表示協議会によるGI申請相談から登録後のフォローアップまでの一体的なサポート体制の構築、輸出を含む販路拡大、各種セミナー開催やGI制度、産品の認知度向上に資する国内外でのプロモーション活動等の取組及び海外でのGI申請、侵害対応を支援。
(~2024年度)
②地理的表示産品模倣品等対策委託事業【委託費】 ※R7年度から農業知的財産保護・活用総合支援事業に移管
模倣品対策を効率的・効果的に行うため、国内外におけるGI名称の不正使用や模倣品の監視を行うとともに、知的財産権確立や侵害事案等の対応に向けたコンサルティングを実施。
現状・課題
我が国農林水産業・食品産業の持続的発展のためには、知的財産を保護・活用した農林水産物・食品の付加価値の向上が不可欠であり、GI制度等の活用などにより差別化・ブランド化の取組を推進する必要がある。
一方、海外における模倣品被害も増加しており、我が国農林水産物・食品のブランドを棄損し、輸出拡大の障壁にもなっている。このような中、地域産品のブランド化への機運が高まっているが、ブランド保護に向けた権利取得や価値向上に向けた取組は十分とは言えず、ブランド化に対する取組が遅れている。そのため、GIや商標等を用いてブランドを保護・活用するモデル的な取組を支援し、セミナー等で優良事例の横展開を図る必要がある。さらに、GI産品を活用した高付加価値化や輸出拡大を更に推進するため、GI申請のサポート及びGI保護制度の国内外での認知向上に取り組む必要がある。
予算の推移
| 令和3年度 | 令和4年度 | 令和5年度 | 令和6年度 | 令和7年度 | 令和8年度要求 |
|---|---|---|---|---|---|
| 1.3億円 | 1.2億円 | 1.1億円 | 1.0億円 | 0.62億円 | 1.6億円 |
当初予算。
支出先(国から直接、上位2者)
令和6年度の支出実績。支出先は全16者。このほか再委託・再交付の先が 14 件あります(金額は上の支出と重なるため合計しません)。
| 支出先 | 法人番号 | 契約方式 | 金額 |
|---|---|---|---|
| 日本地理的表示協議会 | 4700150126025 | 補助金等交付 | 0.94億円 |
| 株式会社マークアイ | 9011001059058 | 随意契約(企画競争) 1者 | 0.36億円 |
同じ施策の事業
政策:Ⅰ-1我が国の食料供給
施策:③付加価値向上に向けた取組
- 植物品種等海外流出防止総合対策・推進事業 1.5億円
- 農業知的財産保護・活用総合支援事業 1.2億円
根拠法令・関係する計画
- 地方創生2.0基本構想(令和7年6月13日閣議決定)
- 新しい資本主義のグランドデザイン及び実行計画2025年改訂版(令和7年6月13日)
- 新たなクールジャパン戦略(令和6年6月4日知的財産戦略本部)
- 知的財産推進計画2025(令和7年6月3日知的財産戦略本部決定)
- 農林水産物・食品の輸出拡大実行戦略(令和2年12月15日決定、令和7年5月改訂)
- 食料・農業・農村基本計画(令和7年4月11日閣議決定)
比較・検索できる画面で見る レビューシート原本(行政事業レビュー見える化サイト)
出典:行政事業レビュー見える化サイト 令和7年度版のレビューシート(事業番号 3308)を加工。