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トップテーマ特殊詐欺・闇バイト

議論が活発関連事業 3令和7年度当初 3.8億円令和8年度要求 4.4億円

特殊詐欺・闇バイト

特殊詐欺とSNS型投資・ロマンス詐欺の被害は2025年にいずれも前年から増え(特殊詐欺だけで約1,414億円)、2026年上半期も1日約10億円のペースで続いている。口座・SIM・送金といった「犯罪インフラ」を塞ぐ法改正が2026年に相次いで成立し、次の焦点は秘匿性の高い通信アプリの中身を警察が遠隔で解析する新制度に移った。被害防止の緊急性と、通信の秘密・プライバシーの保護をどう両立させるかが問われている。

選んだ理由:予算は数億円と小さいが、関係する会議体の開催が多い。SNS型詐欺を通じてSNS規制のテーマとつながる。

中心の会議体・場

上の会議体は、テーマの中心として手で選んだもの。事業と会議体の自動の紐付け(事務局の課室の一致)は、テーマの事業3件のうち1件。

ブリーフ

対象期間 2026-07-01〜2026-09-29。「読み筋」は資料からの要約・解釈です。

2026.09.24 技術的措置に関する有識者検討会 第5回:「遠隔解析」の早期導入を提言

警察庁

読み筋刑事手続(通信傍受)ではなく警職法の行政手続として組み立てた点が制度の要と読める。事後チェックを公安委員会に置くか独立機関に置くかは委員の間でも意見が分かれており、法案段階で再び争点になりうる。

原文:提言(案) / 第5回 警察庁説明資料(要旨) / 第3回 議事概要 / NOVAIST(提言の報道)

2026.08.28 令和9年度概算要求:匿流対策60.9億円+事項要求、「技術的措置」は金額を示さず

警察庁

読み筋遠隔解析の制度化を見越して、提言より前に予算の枠を事項要求で確保した形と読める。金額と体制は12月の予算編成で決まる。

原文:警察庁 R9概算要求の概要 / 警察庁 R9概算要求書等

2026.08.03 改正携帯電話不正利用防止法の「制度整備の方向性」を公表

総務省

読み筋業界の自主基準(5回線)を法令に引き上げる内容で、事業者の要望(SMSなしSIMの除外)も取り入れた。例外の線引きは省令のQA等に委ねられ、抜け穴にならないかが次の確認点になる。

原文:総務省 報道資料 / 制度整備の方向性(別紙) / WG第14回 議事録

2026.07.31 2026年上半期の特殊詐欺:被害1,816億円、前年同期比51.7%増

警察庁

読み筋2025年の過去最悪をさらに上回るペースで、7月の緊急対策や遠隔解析の提言の根拠として繰り返し引用されている。

原文:警察庁 SOS47(上半期暫定値)

2026.07.28 犯罪対策閣僚会議 第43回:「詐欺及びストーカー被害拡大防止のための緊急対策」を決定

内閣官房

読み筋8月に警察庁の有識者検討会が始まる前に、閣僚会議で法制度化の方向を先に示した順序になっている。金融・通信の施策の多くは期限が示されておらず、「検討」段階にとどまる。

原文:第43回 議事次第 / 緊急対策 本文 / 総理の一日

次に来ること

流れ

日付できごと種類
2024.06.18「国民を詐欺から守るための総合対策」を決定 犯罪対策閣僚会議計画・決定
2024.12.17「いわゆる『闇バイト』による強盗事件等から国民の生命・財産を守るための緊急対策」を決定(首都圏で闇バイトを実行役とする連続強盗が発生) 犯罪対策閣僚会議計画・決定
2025.01闇バイト対策として仮装身分捜査を導入 警察庁出来事
2025.04.22「国民を詐欺から守るための総合対策2.0」を決定 犯罪対策閣僚会議計画・決定
2025.09.10「ICTサービスの利用を巡る諸問題に対する利用環境整備に関する報告書」を公表(携帯電話の本人確認・闇バイト対策) 総務省報告書
2025.10匿名・流動型犯罪グループ情報分析室を警察庁に、匿流ターゲット取締りチーム(T3)を警視庁に設置 警察庁出来事
2025.12「金融サービスを悪用したマネー・ローンダリングへの対策に関する報告書」(送金バイト罰則・架空名義口座を提言) 警察庁報告書
2026.02.132025年の特殊詐欺・SNS型投資・ロマンス詐欺の被害がいずれも前年から増加と公表(暫定値、特殊詐欺1,414.2億円・前年比96.7%増) 警察庁出来事
2026.04犯罪収益移転防止法改正案を国会に提出(送金バイト罰則・口座譲渡の厳罰化・架空名義口座) 警察庁法律
2026.05栃木県で高校生等を実行役とする強盗殺人事件。指示役は秘匿性の高い通信アプリを使用 警察庁出来事
2026.05.22改正携帯電話不正利用防止法が成立(SMS付きデータSIMの本人確認、多回線契約の制限) 国会法律
2026.06.10改正犯罪収益移転防止法を公布 国会法律
2026.07.10送金バイトへの罰則と口座不正譲渡の罰則引上げを施行 警察庁法律
2026.07.22不適正利用対策WG 第14回:改正携帯電話不正利用防止法の省令整備の論点整理 総務省会議
2026.07.28「詐欺及びストーカー被害拡大防止のための緊急対策」を決定 犯罪対策閣僚会議計画・決定
2026.07.312026年上半期の特殊詐欺被害が1,816億円(前年同期比51.7%増) 警察庁出来事
2026.08.10技術的措置に関する有識者検討会 第1回(座長に川出敏裕・東大教授) 警察庁会議
2026.08.28令和9年度概算要求:匿流対策60.9億円+事項要求(技術的措置) 警察庁予算
2026.09.24有識者検討会が「遠隔解析」の早期導入を提言 警察庁報告書

論点

論点立場A立場Bいま
遠隔解析の事後チェックを誰が行うか既存の公安委員会が悉皆的に事後監督し、不適切なら是正措置を(提言、第3回の委員意見)国民は警察と公安委員会を一体と見がちで、警察から独立した機関が望ましい。個人情報の部分は個人情報保護委員会も(第2回の委員意見)提言は公安委員会の事後監督と事後通知を軸に、個人情報保護委員会との連携にも触れた。法案の書き方は未定。
遠隔解析の法的な位置づけと見直し刑事手続ではなく、被害防止のための行政調査として警職法に規定し、裁判官の許可状を要件に(提言)技術の変化に合わせた見直し規定を入れるべき(一部委員)/警職法は基本法で頻繁な見直しには慎重であるべき(別の委員)(第3回議事概要)警察庁は警職法の早期改正を目指すと報道。見直し条項の有無は法案待ち。
データ通信専用SIMの本人確認の範囲SMS機能なしのSIMや、IoT向けなど不正利用のおそれが低いものは対象外に(電気通信事業者協会、テレコムサービス協会)警察庁の調査でSMS付きデータSIMの悪用が顕著。例外が抜け穴にならないよう(WG構成員)SMS付きを対象、IoT等は省令で例外とする方向で決着。個別の解釈はQA等で整理。
個人の多回線契約の上限業界の自主基準どおり音声・SMS付きデータSIMそれぞれ5回線(電気通信事業者協会)5回線の根拠に留意、必ずしも5回線でなくてよい。超過を認めるなら事業者が説明責任を(WG構成員)5回線を上限とし、正当な用途を確認すれば超過も可。状況を見て見直しうるとした。
だまし取られたお金の追跡と被害回復捜査用の架空名義口座で犯罪収益の移転を止め、被害者に返す(警察庁、改正犯収法)混在口座での犯罪収益の特定、金融犯罪対策センターでの追跡・凍結・回復(7月の緊急対策、振り込め詐欺救済法の見直し)架空名義口座は立法済みで2027年6月までに施行。救済法の見直しとセンターは検討段階で期限なし。

立場A・Bは、警察庁有識者検討会の提言(案)・議事概要、総務省不適正利用対策WGの「制度整備の方向性」、犯罪対策閣僚会議の緊急対策本文から整理した。委員意見は議事概要で発言者名が示されていないものを含む。

人

中心の会議体の構成員(公開名簿より)。

匿名・流動型犯罪グループによる犯罪被害対策のための技術的措置に関する有識者検討会(警察庁)

名簿の時点 2026年9月(提言(案)参考資料1の名簿)

お金

このテーマに束ねた3事業。令和7年度当初 3.8億円 → 令和8年度要求 4.4億円。

事業府省当初要求
総合的な特殊詐欺対策の推進警察庁2.2億円2.8億円
特殊詐欺撲滅に向けた広報啓発事業警察庁1.6億円1.6億円
国際電話等を通じた特殊詐欺被害の拡大防止に向けた緊急対策事業総務省0円—

注目点

  1. 遠隔解析を定める警職法改正案がいつの国会に出るか、事後監督を公安委員会に置く案がそのまま法案になるか。
  2. 令和9年度予算の政府案(12月)で、事項要求の「技術的措置」と匿流対策の組織改正・増員がどう決まるか。
  3. 改正携帯電話不正利用防止法の総務省令で、SMS付きデータSIMの例外と5回線超の確認手順がどう書かれるか。
  4. 7月の緊急対策に盛り込まれた金融犯罪対策センターと振り込め詐欺救済法の見直しに、工程や期限が示されるか。
  5. 2026年下半期の被害統計で、送金バイト罰則や多回線規制の効果が見えるか。

出典

この解説は、AI が公開資料と報道を読んで出典つきでまとめ、別の AI が抜き取りで事実確認したものです。数字や日付は出典で確かめてから使ってください。誤りは [email protected] へ。

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