総合的な特殊詐欺対策の推進
警察庁(刑事局組織犯罪対策部 組織犯罪対策第二課)の事業。令和7年度当初予算 2.2億円(前年度 2.3億円)、令和8年度概算要求 2.8億円。主な支出先は株式会社JECC、ミツイワ株式会社。
事業の目的
高齢者を中心とした被害が深刻な情勢にある特殊詐欺について、各種被害防止対策を推進するとともに、受け子等の実行犯の検挙や上位者への突き上げ捜査、犯行に利用された電話等に対する犯行ツール対策などの取組を官民一体となって推進し、その被害を減らすことを目的とするもの。
事業の概要
特殊詐欺の被害を未然に防ぐため、特殊詐欺事件等の捜査で押収した犯行に利用されていたと認められる名簿のリスト(データ)化を事業者に委託し、当該リストを都道府県警察へ還元する。各都道府県警察において、同リストを活用してコールセンター事業者がリスト登載者に被害防止を目的とした啓発の電話を架ける。
また、犯行に利用された電話番号に対し、委託事業者が架電システムを用いて繰り返し架電し、警告メッセージを流すことにより、被疑者の出頭を促すとともに、当該番号を犯行に使用できないようにする。
さらに、特殊詐欺の捜査に有効な資機材、車両、拠点を借り上げるなどし、犯罪者グループ等に対する捜査を効果的かつ効率的に推進することで、取締りを強化する。
このほか、捜査関係事項照会書による事業者への照会の効率化及び各種データの集約・分析等を行うため、機器の整備・運用を行う。
なお、警告電話事業は平成29年度から、その他の事業は平成24年度から実施している。
現状・課題
令和6年中の特殊詐欺の被害額は、過去最悪となるなど、極めて深刻な情勢にある。このような中、警察においては、「国民を詐欺から守るための総合対策」及び「いわゆる「闇バイト」による強盗事件等から国民の生命・財産を守るための緊急対策」に基づき、各種対策を強力に推進してきたところであるが、一層複雑化・巧妙化する詐欺等の手口の変化に応じて機敏に対策を改善するとともに、犯罪グループを摘発するための実態解明の取組や犯罪グループと被害者との接点の遮断といった抜本的な対策を強化するため、両対策を統合する形で令和7年4月22日の犯罪対策閣僚会議で「国民を詐欺から守るための総合対策2.0」が決定されたところであり、引き続き、関係省庁、関係団体、事業者とも連携・協力しながら、一層強力に各種施策を推進していく必要がある。
予算の推移
| 令和3年度 | 令和4年度 | 令和5年度 | 令和6年度 | 令和7年度 | 令和8年度要求 |
|---|---|---|---|---|---|
| 1.3億円 | 1.0億円 | 1.8億円 | 2.3億円 | 2.2億円 | 2.8億円 |
当初予算。
支出先(上位10者)
令和6年度の支出実績。全52者。
| 支出先 | 法人番号 | 契約方式 | 金額 |
|---|---|---|---|
| 株式会社JECC | 2010001033475 | 国庫債務負担行為等 1者 | 0.61億円 |
| ミツイワ株式会社 | 9011001022577 | 一般競争契約(最低価格) 3者 | 0.25億円 |
| 株式会社KSKテクノサポート | 8013401002465 | 一般競争契約(最低価格) 1者 | 0.17億円 |
| 株式会社NTTネクシア | 7010401032840 | 一般競争契約(最低価格) 1者 | 0.17億円 |
| 栃木県警察 | 5000020090000 | 補助金等交付 1者 | 0.17億円 |
| その他 | — | その他 | 0.16億円 |
| 大阪府警察 | 4000020270008 | その他 | 0.10億円 |
| 埼玉県警察 | 1000020110001 | 補助金等交付 1者 | 0.10億円 |
| 福岡県警察 | 6000020400009 | その他 | 0.10億円 |
| 大分県警察 | 1000020440001 | その他 | 0.09億円 |
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根拠法令・関係する計画
比較・検索できる画面で見る レビューシート原本(行政事業レビュー見える化サイト)
出典:行政事業レビュー見える化サイト 令和7年度版のレビューシート(事業番号 365)を加工。