流行地域が変化してきている感染症の診断体制強化と疫学調査の実施に関する事業費
厚生労働省(総務部 会計課)の事業。令和7年度当初予算 0円(前年度 0.09億円)、令和8年度概算要求 0円。主な支出先は日本酸水素株式会社、岩井化学薬品株式会社。
事業の目的
近年、北海道全域でダニ媒介性脳炎(TBE)により死亡または後遺症が残る患者が増加しており、本州にもTBEウイルスが存在することを示唆する研究成績が蓄積されつつある。また、寄生虫性疾患であるエキノコックス症は北海道に限局していたが、北海道内でもその流行地(分布域)が広がりつつあり、さらに愛知県の野良犬の糞便中にエキノコックス虫卵が検出され、北海道以外の地域でもTBEやエキノコックス症が存在し、今後患者が発生する可能性がある。このように流行地が限定されていた感染症の流行地域が拡大しつつある状況を調査するものである。
事業の概要
TBE及びエキノコックス症の検査法を整備するとともに、疫学調査を通じて北海道以外の地域でのTBEやエキノコックス症の流行状況や病原体分布状況を調べる。その上で、リスクのある地域を特定し、当該地域を所管する地方衛生研究所と連携して国内の検査・診断体制を強化・維持する。
現状・課題
令和5年度には、脳炎患者のウイルス学的検査にダニ媒介脳炎(TBE)検査を実施してTBE患者の存在を確認する作業を実施した。また、エキノコックス症は流行地隣接自治体(三重)の抑留犬検査とともに、本州でのエキノコックス疑い患者の検査を実施した。その結果,本州でのTBE患者およびエキノコックス感染犬は確認されなかった。エキノコックス症疑い患者は4名発見され、抗体検査および分子同定の結果、いずれもエキノコックス症感染は否定された。これら感染症の本州における分布は未だ不明な点が多く、今後も調査の継続が必要である。
予算の推移
| 令和3年度 | 令和4年度 | 令和5年度 | 令和6年度 | 令和7年度 | 令和8年度要求 |
|---|---|---|---|---|---|
| 0.09億円 | 0.09億円 | 0.09億円 | 0.09億円 | 0円 | — |
当初予算。
支出先(国から直接、上位10者)
令和6年度の支出実績。支出先は全13者。
| 支出先 | 法人番号 | 契約方式 | 金額 |
|---|---|---|---|
| 日本酸水素株式会社 | 1011701006036 | 一般競争契約(最低価格) 2者 | 0.01億円 |
| 岩井化学薬品株式会社 | 8010001036745 | 随意契約(少額) | 0.01億円 |
| 株式会社チヨダサイエンス | 7010001023050 | 随意契約(少額) | 0.01億円 |
| 株式会社チヨダサイエンス | 7010001023050 | 随意契約(少額) | 0.00億円 |
| 株式会社竹宝商会 | 4011101012854 | 随意契約(少額) | 0.00億円 |
| 理科研株式会社 | 8180001124830 | 随意契約(少額) | 0.00億円 |
| 高信化学株式会社 | 7070001006859 | 随意契約(少額) | 0.00億円 |
| インターフェース株式会社 | 7011501017954 | その他 | 0.00億円 |
| ブングル・ドット・コム株式会社 | 7330001005330 | その他 | 0.00億円 |
| その他 | — | その他 | 0.00億円 |
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比較・検索できる画面で見る レビューシート原本(行政事業レビュー見える化サイト)
出典:行政事業レビュー見える化サイト 令和7年度版のレビューシート(事業番号 2946)を加工。