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トップテーマ孤独・孤立と自殺対策

議論が活発関連事業 5令和7年度当初 43.0億円令和8年度要求 66.1億円

孤独・孤立と自殺対策

2025年の自殺者数は19,188人と減った一方、小中高生は538人で統計のある1980年以降最多となった。孤独・孤立対策(内閣府)と自殺対策(厚労省・こども家庭庁)はどちらも「こども・若者」に軸足を移しつつあり、法改正で自治体に置けるようになった協議会やプラットフォームを、現場で本当に機能させられるかが問われている。

選んだ理由:孤独・孤立(内閣府)と自殺対策(厚労省・こども家庭庁)。予算は小さく、会議の開催が多い。

中心の会議体・場

上の会議体は、テーマの中心として手で選んだもの。事業と会議体の自動の紐付け(事務局の課室の一致)は、テーマの事業5件のうち1件。

ブリーフ

対象期間 2026-06-01〜2026-09-29。「読み筋」は資料からの要約・解釈です。

2026.08.27 令和9年度概算要求:孤独・孤立は約5倍、こどもの自殺対策に新交付金

内閣府・厚生労働省・こども家庭庁

読み筋3府省とも自治体向けの交付金を柱にしており、協議会・プラットフォーム・地域自殺対策がそれぞれ別の財布で走る構図が強まるとも読める。内閣府は前年度予算の約5倍の要求で、12月の査定でどこまで残るかが焦点になりそうだ。

原文:内閣府 R9概算要求の概要 / こども家庭庁 R9概算要求のポイント / こども家庭庁 R9主な新規・拡充事業 / 厚労省 社会・援護局 R9概算要求

2026.08.07 夏休み明けに向け「こども・若者の自殺対策集中取組期間」(8月20日〜9月9日)を設定

こども家庭庁・厚生労働省・文部科学省・内閣府

読み筋広報・相談の枠組みは例年の延長だが、今年は4月施行の改正法を受けた協議会づくりの要請と組み合わせている点が新しいと読める。

原文:こども家庭庁 プレスリリース / こども家庭庁 通知(7月3日)

2026.07.10 推進本部 第4回:重点計画を改定、「若者の予防」「全都道府県にプラットフォーム」「認知度」の3本柱

内閣府(孤独・孤立対策推進本部)

読み筋孤独・孤立対策の計画に、自殺リスクの高いこどもの把握という自殺対策の言葉が正面から入った。内閣府・こども家庭庁・厚労省の施策が地域で重なるなか、役割分担をどう整理するかが次の課題になりそうだ。

原文:首相官邸 総理の一日 / 推進本部 第4回 議事要旨 / 改定案のポイント(資料1)

2026.06.16 こどもの自殺対策に関する関係省庁連絡会議 第10回:緊急強化プランの進捗と「自殺防止総力戦略」

こども家庭庁

読み筋2023年策定の緊急強化プランは改定に向けた棚卸しの段階に入ったと読める。資料のロードマップでは9月中下旬に次の連絡会議が予定されていた。

原文:第10回 会議ページ / 資料1 こども家庭庁の取組 / 開催要綱(案)

次に来ること

流れ

日付できごと種類
2024.04.01孤独・孤立対策推進法が施行 内閣府法律
2024.06.11推進法に基づく最初の孤独・孤立対策重点計画を決定 内閣府(孤独・孤立対策推進本部)計画・決定
2025.03.28令和6年の自殺者数は20,320人、小中高生は529人で過去最多 厚生労働省・警察庁出来事
2025.05.27孤独・孤立対策重点計画を一部改定 内閣府(孤独・孤立対策推進本部)計画・決定
2025.06.11改正自殺対策基本法(議員立法)を公布:こどもの自殺対策を基本理念に追加し、自治体に協議会を置けるように 国会法律
2025.07.30自殺総合対策の推進に関する有識者会議 第12回:法改正と大綱・緊急強化プランの実施状況 厚生労働省会議
2025.09.11関係省庁連絡会議 第9回で「こどもの自殺対策推進パッケージ」を取りまとめ こども家庭庁計画・決定
2026.03.27令和7年の自殺者数は19,188人に減少、小中高生は538人で1980年以降最多 厚生労働省・警察庁出来事
2026.04.01改正自殺対策基本法が全面施行 こども家庭庁・文部科学省・厚生労働省法律
2026.04.14人々のつながりに関する基礎調査(令和7年)公表:約4割が「孤独感がある」と回答 内閣府報告書
2026.04.16孤独・孤立対策の在り方に関する有識者会議 第8回:医療分野等との連携、これまでの議論の整理 内閣府会議
2026.04.30大臣プロジェクト「こども・若者 自殺防止総力戦略」を発表 こども家庭庁計画・決定
2026.06.09こどもまんなか実行計画2026を決定、法定協議会の設置促進やICT・AIによるリスク早期発見を盛り込む こども家庭庁計画・決定
2026.06.16こどもの自殺対策に関する関係省庁連絡会議 第10回 こども家庭庁会議
2026.07.10孤独・孤立対策重点計画を改定(若者の予防、全都道府県でのプラットフォーム設置、認知度向上) 内閣府(孤独・孤立対策推進本部)計画・決定
2026.08.27令和9年度概算要求:孤独・孤立12.7億円、自殺総合対策60億円、こども・若者の自殺対策13億円 内閣府・厚生労働省・こども家庭庁予算

論点

論点国・計画の立場(重点計画・概算要求ほか)自治体・有識者の指摘(有識者会議資料ほか)いま
地方版プラットフォームの広げ方重点計画(2026年7月):まず全都道府県で設置をめざし、交付金も活用して伴走支援。R9で推進交付金3.9億円を要求大野埼玉県知事:市区町村の設置は1割未満。「参加するメリットを各団体に提示できない」との声もあり、効果をプッシュ型で説明し「できることから」と伝えるべき174団体が設置(県29、市区町村145)。市区町村での設置は1割に届いていない
こども自殺の法定協議会は任意か必須か改正法は協議会を「置くことができる」と規定(任意)こども家庭庁:全ての都道府県・市町村で協議会を中心に体制を確立し機能させることが必要とし、大臣キャラバンと新交付金(10.4億円要求)で後押し2026年4月施行。設置状況の見える化を進める段階
縦割りと財源の分立3府省がそれぞれ交付金を持つ(内閣府の孤独・孤立推進交付金、厚労省の地域自殺対策強化交付金、こども家庭庁が新設要求するこども自殺対策交付金)。連絡会議に孤独・孤立推進室長も入れて横串を刺す大野知事:孤独・孤立は多分野にかかわる一方、「国の縦割り行政の中で総合的に課題に取り組むことが難しい」連絡会議・重点計画で連携をうたうが、財源の一本化の議論は見当たらない
数値目標と実績自殺総合対策大綱(2022年):令和8年までに自殺死亡率を平成27年比30%以上減(13.0以下)。こどもまんなか実行計画:こどもの自殺死亡率の減少傾向をめざす実績:2025年の自殺死亡率は15.6。小中高生は538人で過去最多大綱は「おおむね5年を目途に見直し」。次の大綱で目標をどう設定し直すかが残る
AI・SNSを使った相談と実態把握厚労省はAIを使った相談支援モデルの構築を要求。こども家庭庁はICT・AIを使ったリスクの早期発見を検討有識者会議:若者は生成AIやSNSを相談の第一段階に使っており、その特性を踏まえた相談の在り方が必要。SNSの影響はマイナスだけでなくプラス面も見るべき検討・モデル事業の段階
広報で届くか、居場所で届くか重点計画:認知度14.4%を「最重要課題」とし広報を抜本見直し。R9で広報強化などに5.3億円を要求有識者会議:「支援臭」をなくし、「自然と話を聞いてもらえる居場所」をつくることも重要広報強化と居場所・社会的処方の両方を計画に記載

国の立場は孤独・孤立対策重点計画(2026年7月10日改定)、自殺総合対策大綱、改正自殺対策基本法、各府省のR9概算要求資料から。指摘は孤独・孤立対策の在り方に関する有識者会議(第7回・第8回)の構成員提出資料と「これまでの議論」から。

人

中心の会議体の構成員(公開名簿より)。

孤独・孤立対策の在り方に関する有識者会議

名簿の時点 開催について(令和8年4月16日一部改正)別紙時点。構成員13名(五十音順)

お金

このテーマに束ねた5事業。令和7年度当初 43.0億円 → 令和8年度要求 66.1億円。

事業府省当初要求
地域自殺対策強化事業(地域自殺対策強化交付金等)厚生労働省39.5億円55.2億円
孤独・孤立対策推進経費内閣府2.1億円7.6億円
自殺対策推進経費厚生労働省0.80億円0.80億円
こどもの自殺対策推進経費こども家庭庁0.60億円2.4億円
在外邦人の孤独・孤立に係るチャット相談窓口等の業務委託経費外務省0.06億円0.11億円

注目点

  1. 12月の予算政府案で、内閣府の孤独・孤立対策(前年度の約5倍の要求)とこども家庭庁の新交付金がどこまで認められるか。
  2. 総理が指示した「こどもの自殺対策緊急強化プラン」の改定がいつ、どんな中身で出るか(連絡会議は9月中下旬予定とされていた)。
  3. 改正自殺対策基本法による法定協議会と、孤独・孤立の地方版プラットフォームが、自治体でどこまで設置され、重複せずに機能するか。
  4. 自殺総合対策大綱(2022年10月)の「おおむね5年」の見直しに向け、2025年7月以降開かれていない厚労省の有識者会議がいつ再開するか。
  5. 施政方針演説で示された、若者の孤独・孤立に関する大規模実態調査の設計と公表時期。

出典

この解説は、AI が公開資料と報道を読んで出典つきでまとめ、別の AI が抜き取りで事実確認したものです。数字や日付は出典で確かめてから使ってください。誤りは [email protected] へ。

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