国立研究開発法人医薬基盤・健康・栄養研究所施設整備費補助金
厚生労働省(大臣官房 厚生科学課)の事業。令和7年度当初予算 4.0億円(前年度 2.5億円)、令和8年度概算要求 12.4億円。主な支出先は国立研究開発法人医薬基盤・健康・栄養研究所。
事業の目的
国立研究開発法人医薬基盤・健康・栄養研究所の業務の円滑な実施及び業務の推進に資するため、国立研究開発法人医薬基盤・健康・栄養研究所が施工する研究施設の整備費の補助を行うものである。
事業の概要
国立研究開発法人医薬基盤・健康・栄養研究所の業務の円滑な実施及び業務の推進に資するため、薬用植物センター筑波研究部の直流電源改修工事、薬用植物センター北海道研究部の圃場灌水システムの改修工事、薬用植物センター種子島研究部の避雷針新設工事および温室(A・B・C棟)改修工事、霊長類医科学センターの機械棟井水ポンプ設備更新工事、機械棟更新その他工事の補助を行うもの。
現状・課題
薬用植物資源研究センター筑波研究部では、10,000点を超える植物エキスや国内採集植物、種子や標本を資源保存棟において保存しており、その中には、現在では入手不可能な海外で採集された薬用植物資源も含まれている。そのため、貴重な遺伝資源として植物種子を適切に保存・管理することが必要であるが、防災設備非常用電源として重要な直流電源バッテリーの耐用年数が過ぎており、非常時に照明が点灯しない恐れがあるため、早期の改修工事が必要となる。
薬用植物資源研究センター北海道研究部では、これまで主要な薬用植物の優良品種の育成、栽培技術の開発を行い、また有用植物資源の保存及び育成を行うとともに、それらが展示された圃場、標本園およびアイヌコーナーでは、自治体や大学等を対象に栽培指導、教育・普及活動を行っている。これらの圃場等に灌水を行うことは必要不可欠であるが、現行の揚水ポンプは既に耐用年数を超過しているため機能停止の恐れがあり、さらに水圧制御システムにも問題があることから、灌水システムの早急な改修工事が必要となる。
薬用植物資源研究センター種子島研究部では、条約等により現在では入手困難となっている貴重な薬用植物を多数保有し、研究並びに栽培指導・教育活動を行っている。これらの保存、栽培には温室設備が不可欠であるが、現在、経年劣化による金属腐食等により破損等著しい温室全体の不具合が生じていることから、温室設備全体の整備・改修工事が必要となる。また、種子島研究部は年間を通して多発雷地域であるが、当研究施設は現在避雷設備が設置されておらず、落雷による停電も多発している。職員、施設及び植物資源の安全性確保のためにも避雷針の新設が必要となる。
霊長類医科学センターは、実験動物霊長類を用いた感染症に対するワクチン開発において極めて重要な「実験動物カニクイザルに関するサポート機関」となっており、新たな新興感染症に備えて速やかにワクチン開発が行えるよう環境を整えておく必要がある。しかし、当施設の各設備に井水を提供している機械棟井水ポンプシステム設備は、運用から既に21年が経過し、老朽化が進んでいる状況であり、井水供給が滞れば動物飼育業務に多大な影響を及ぼすことになるため、早急な更新工事を行い施設の安定化を図る必要がある。また、実験用サルを飼育している各研究棟へ熱源等のエネルギー供給を行っている機械棟も経年劣化しており、今後のサルの安定供給に影響を及ぼす危険性がある。よって翌年度以降にかけての機械棟の更新工事を行うため、設計業務を依頼する必要がある。
予算の推移
| 令和3年度 | 令和4年度 | 令和5年度 | 令和6年度 | 令和7年度 | 令和8年度要求 |
|---|---|---|---|---|---|
| 0.22億円 | 0.20億円 | 0.38億円 | 2.5億円 | 4.0億円 | 12.4億円 |
当初予算。令和7年度は別に補正予算 29.9億円。
支出先(国から直接、上位1者)
令和6年度の支出実績。支出先は全8者。このほか再委託・再交付の先が 7 件あります(金額は上の支出と重なるため合計しません)。
| 支出先 | 法人番号 | 契約方式 | 金額 |
|---|---|---|---|
| 国立研究開発法人医薬基盤・健康・栄養研究所 | 9120905002657 | 補助金等交付 | 2.4億円 |
関係する会議
事業の担当課・室が事務局を務める会議体(つなぎ方)。
- 国立研究開発法人等審議会 厚生労働省 · 最終開催 2025.07.15
- 健康危機管理部会 厚生労働省 · 最終開催 2026.05.22
- 医薬品等行政評価・監視委員会 厚生労働省 · 最終開催 2026.09.17
- 高度専門医療研究評価部会 厚生労働省 · 最終開催 2026.09.14
- 科学技術部会 厚生労働省 · 最終開催 2026.07.22
同じ施策の事業
政策:Ⅻー2 研究を支援する体制を整備すること
施策:2-1 厚生労働科学研究事業の適正かつ効果的な実施及び医薬品等の研究開発の促進並びに保健衛生分野の調査研究の充実を図ること
- 医療研究開発推進事業費補助金(医薬品プロジェクト)(保健衛生医療調査等推進事業費補助金を含む) 161億円
- 医療研究開発推進事業費補助金(データ利活用・ライフコースプロジェクト)(保健衛生医療調査等推進事業費補助金を含む) 144億円
- 厚生労働科学研究費補助金(厚生労働行政推進調査事業費補助金を含む) 87.3億円
- 医療研究開発推進事業費補助金(再生・細胞医療・遺伝子治療プロジェクト)(保健衛生医療調査等推進事業費補助金を含む) 63.7億円
- 医療研究開発推進事業費補助金(感染症プロジェクト)(保健衛生医療調査等推進事業費補助金を含む) 58.5億円
- 国立研究開発法人医薬基盤・健康・栄養研究所運営費交付金 38.0億円
- 医療研究開発推進事業費補助金(橋渡し・臨床加速化プロジェクト)(保健衛生医療調査等推進事業費補助金を含む) 32.6億円
- 医療研究開発推進事業費補助金(医療機器・ヘルスケアプロジェクト)(保健衛生医療調査等推進事業費補助金を含む) 14.8億円
- 医療研究開発推進事業費補助金(シーズ開発・基礎研究プロジェクト)(保健衛生医療調査等推進事業費補助金を含む) 3.1億円
- 研究評価推進事業費 0.48億円
根拠法令・関係する計画
- 国立研究開発法人医薬基盤・健康・栄養研究所法
- 独立行政法人通則法
- 「ニッポン一億総活躍プラン(平成28年6月2日閣議決定)」
比較・検索できる画面で見る レビューシート原本(行政事業レビュー見える化サイト)
出典:行政事業レビュー見える化サイト 令和7年度版のレビューシート(事業番号 2966)を加工。