総務本省施設整備費(型式検定の試験に要する施設等の整備)
総務省(電波部 電波環境課)の事業。令和7年度当初予算 0.87億円(前年度 0.51億円)、令和8年度概算要求 0.83億円。主な支出先は東京センチュリー株式会社。
事業の目的
船舶への設置が義務づけられている無線設備の機器については、海上人命安全条約(SOLAS条約)等を踏まえ、国際海事機関(IMO)が定めた基準に基づき、加盟国の主務大臣が型式検定を行わなければならないこととなっており、我が国においては、電波法第37条の規定に基づき、総務大臣が行う型式検定に合格した機器でなければ設置してはならないこととなっている。
本事業は、当該無線設備の機器が実際に使用される環境下での態様を調べる環境試験や、電力や周波数などの機器の精度等を調べる性能試験といった型式検定に必要となる施設等を整備し、維持することを目的とするものである。
事業の概要
本事業は、上述の目的、現状・課題を踏まえ、平成21年度に整備した船舶用レーダー試験用鉄塔施設の補修を行い、令和2年度から借入している船舶用レーダースプリアス試験装置を継続的に確保し、国際条約を遵守した国際的な基準と調和した試験方法を実施することにより、我が国における無線器機の型式検定制度の適切な運用を行い、人命の安全、財貨の保全及び電波利用秩序の維持に資するものである。
現状・課題
本事業では、船舶用レーダーの試験用鉄塔施設を整備・補修し、船舶用レーダーのスプリアス発射強度を測定する試験装置の借入を行っている。
船舶用レーダー試験用鉄塔施設については、平成16年12月にIMOで新たな船舶用レーダーの性能基準が導入され、その試験方法の規格も制定されたことを受け、平成21年度に当該鉄塔施設を整備したが、その完成から既に10年以上が経過し、その上、沿岸に位置する関係上、腐食等が発生しやすいことから、1年に1回程度劣化状況を点検して、塗装や電気系統の制御盤の交換などの施設の補修を行う必要がある。また、船舶用レーダースプリアス試験装置については、レーダーの能力が向上された船舶用レーダーの不要電波を測定する装置を継続的に借入する必要がある。
予算の推移
| 令和3年度 | 令和4年度 | 令和5年度 | 令和6年度 | 令和7年度 | 令和8年度要求 |
|---|---|---|---|---|---|
| 0.81億円 | 0.83億円 | 0.50億円 | 0.51億円 | 0.87億円 | 0.83億円 |
当初予算。
支出先(国から直接、上位1者)
令和6年度の支出実績。支出先は全3者。このほか再委託・再交付の先が 2 件あります(金額は上の支出と重なるため合計しません)。
| 支出先 | 法人番号 | 契約方式 | 金額 |
|---|---|---|---|
| 東京センチュリー株式会社 | 6010401015821 | 国庫債務負担行為等 | 0.41億円 |
関係する会議
事業の担当課・室が事務局を務める会議体(つなぎ方)。
- 生体電磁環境に関する検討会 総務省 · 最終開催 2020.10.30
- 生体電磁環境に関する研究戦略検討会 総務省 · 最終開催 2018.03.29
- 空間伝送型ワイヤレス電力伝送システムの運用調整に関する検討会 総務省 · 最終開催 2021.05.26
同じ施策の事業
政策:総務省 いずれの施策にも関連しないもの
施策:なし
- 国立研究開発法人情報通信研究機構運営費交付金 300億円
- 国立研究開発法人情報通信研究機構施設整備費補助金 3.1億円
- 政党助成事務委託費 0.24億円
- 行政の管理に係る国際機関等との連絡調整事務 0.16億円
- アジア地域行政会議分担金 0.01億円
- 国際統計協会分担金 0.00億円
根拠法令・関係する計画
- 無線機器型式検定規則
- 電波法 第三十七条
- 海上人命安全条約(1974年)
比較・検索できる画面で見る レビューシート原本(行政事業レビュー見える化サイト)
出典:行政事業レビュー見える化サイト 令和7年度版のレビューシート(事業番号 851)を加工。