がん診療連携拠点病院機能強化事業等
厚生労働省(健康・生活衛生局 がん・疾病対策課)の事業。令和7年度当初予算 61.0億円(前年度 61.1億円)、令和8年度概算要求 69.6億円。主な支出先はその他、国立研究開発法人国立がん研究センター。
事業の目的
厚生労働大臣が指定したがん診療連携拠点病院等において、がん医療に従事する医師等に対する研修、がん患者やその家族等に対する相談支援、がんに関する各種情報の収集・提供等の事業を実施することにより、地域におけるがん診療連携の円滑な実施を図るとともに、質の高いがん医療等の提供体制を確立することを目的とする。
事業の概要
厚生労働大臣が指定した、がん診療連携拠点病院等が実施する、以下の事業に対して財政支援を行う。
がん診療連携拠点病院機能強化事業
がん専門医等の育成、がん診療ネットワークの構築、がんの普及啓発、緩和ケアの提供体制の構築、がん患者やその家族に対する相談支援等の事業を行うために必要な経費を補助。
現状・課題
我が国において、がんは昭和56年より死因の第1位であり、国民の生命と健康にとって重大な問題となっている。そのため、昭和59(1984)年に策定された「対がん10カ年総合戦略」等に基づき、がん対策に取り組んできた。また、がん対策の一層の充実を図るため、平成18年6月にがん対策基本法(平成18年法律第98号。以下「基本法」という。)が制定され、平成19年6月には、基本法に基づき、がん対策推進基本計画が策定され、がん対策を総合的かつ計画的に推進してきた。令和5年3月28日に第4期がん対策推進基本計画が閣議決定した。新たながん対策推進基本計画では、誰一人取り残さないがん対策を推進し、全ての国民とがんの克服を目指すことを目標とし、「がん予防」、「がん医療」及び「がんとの共生」を3本の柱として、がん対策を更に推進することとしている。
医療機関の整備については、診療提供体制の構築や均てん化等を図るため、「がん診療連携拠点病院等の整備に関する指針」(令和4年8月1日健発0801第16号厚生労働省健康局長通知の別添)を定め、これに基づき、全国にがん診療連携拠点病院、地域がん診療病院及び特定領域がん診療連携拠点病院を合計463ヶ所設置している。がん診療連携拠点病院等において、医療従事者の養成、相談支援、地域連携等を実施し、質の高いがん医療の提供体制の確立が必要である。
予算の推移
| 令和3年度 | 令和4年度 | 令和5年度 | 令和6年度 | 令和7年度 | 令和8年度要求 |
|---|---|---|---|---|---|
| 74.4億円 | 60.7億円 | 60.5億円 | 61.1億円 | 61.0億円 | 69.6億円 |
当初予算。令和7年度は別に補正予算 7.4億円。
支出先(国から直接、上位10者)
令和6年度の支出実績。支出先は全41者。このほか再委託・再交付の先が 20 件あります(金額は上の支出と重なるため合計しません)。
| 支出先 | 法人番号 | 契約方式 | 金額 |
|---|---|---|---|
| その他 | — | 補助金等交付 | 27.3億円 |
| 国立研究開発法人国立がん研究センター | 6010005015219 | 補助金等交付 | 17.5億円 |
| その他 | — | 補助金等交付 | 9.3億円 |
| 東京都 | 8000020130001 | 補助金等交付 | 1.9億円 |
| 国立研究開発法人国立成育医療研究センター | 6010905002126 | 補助金等交付 | 1.4億円 |
| 千葉県 | 4000020120006 | 補助金等交付 | 1.1億円 |
| 国立大学法人東海国立大学機構 | 3180005006071 | 補助金等交付 | 1.1億円 |
| 国立大学法人東北大学 | 7370005002147 | 補助金等交付 | 1.0億円 |
| 国立大学法人京都大学 | 3130005005532 | 補助金等交付 | 0.91億円 |
| 国立大学法人広島大学 | 1240005004054 | 補助金等交付 | 0.91億円 |
関係する会議
事業の担当課・室が事務局を務める会議体(つなぎ方)。
- がん対策推進協議会 厚生労働省 · 最終開催 2026.07.10
- 肝炎対策推進協議会 厚生労働省 · 最終開催 2026.06.26 · 次回 2026.10.01
- 循環器病対策推進協議会 厚生労働省 · 最終開催 2026.04.24 · 次回 2026.10.02
- がん登録部会 厚生労働省 · 最終開催 2026.08.24
- アレルギー疾患対策推進協議会 厚生労働省 · 最終開催 2026.08.27
同じ施策の事業
政策:Ⅰー11 妊産婦・児童から高齢者に至るまでの幅広い年齢層において、地域・職場などの様々な場所で、国民的な健康づくりを推進すること
施策:11-3 総合的ながん対策を推進すること
- がん検診総合支援事業費等 15.5億円
- 小児・AYA世代のがん患者等の妊孕性温存療法研究促進事業 10.2億円
- がん医療に携わる医師等に対する研修事業等 8.7億円
- 都道府県がん対策推進事業 6.4億円
- アピアランス支援モデル事業 0.27億円
根拠法令・関係する計画
- がん対策基本法 第十六条
- 「がん対策推進基本計画(令和5年3月)閣議決定」
- 「がん診療連携拠点病院機能強化事業の実施について(平成18年9月7日健発0907001号健康局長通知)」
比較・検索できる画面で見る レビューシート原本(行政事業レビュー見える化サイト)
出典:行政事業レビュー見える化サイト 令和7年度版のレビューシート(事業番号 2348)を加工。