予防接種事務デジタル化等事業
厚生労働省(感染症対策部 予防接種課)の事業。令和7年度当初予算 0円、令和8年度概算要求 1.5億円。主な支出先は公益社団法人国民健康保険中央会、独立行政法人医薬品医療機器総合機構。
事業の目的
令和4年法律第96号による改正後の予防接種法及び「経済財政運営と改革の基本方針2024」(令和6年6月21日閣議決定)等に基づき、予診票・接種券のデジタル化、オンライン資格確認や費用支払い等の効率化に向けた予防接種事務デジタル化等関係システムの構築など、予防接種事務のデジタル化の推進を図ることを目的とする。
事業の概要
予防接種のデジタル化の実現に向け、以下システムの構築に係る開発・改修、要件定義などを行う。
・予防接種記録及び予診情報の保管管理を即時的、電子的に行うためのシステム
・予防接種に係る費用の請求支払いのためのシステム
・医療機関と自治体の間で予防接種に関して締結する集合契約のシステム
・予防接種等の対象者を確認するためのオンライン資格確認等システム、医療保険者等向け中間サーバー等、履歴照会回答システム
・今後構築予定である、予防接種記録や副反応疑い報告等の情報を格納する予防接種等関連情報データベースに、副反応疑い報告等の情報を連携するためのシステム
上記システムとの連携を可能とするため、以下システムの改修を行う。
・自治体健康管理システム
・医療機関電子カルテシステム
また、自治体におけるデジタル化を円滑に進め、予防接種等関連情報データベースによる有効性・安全性分析を実施するため、以下の事業を実施する。
・令和8年度にデジタル化を行う自治体に対し、発生した課題を解決する等直接的な支援を行い、その過程で得られた知見等を調査研究し、デジタル化の手順書を作成する。
・予防接種等関連情報データベースに格納されたデータや他の公的データベースと連結されたデータを用いて、予防接種の有効性・安全性分析を行うための環境整備。
【EBPMアクションプラン関連事業】
現状・課題
予防接種法に基づき、市区町村において予防接種が行われているが、接種勧奨や費用請求が紙を用いて行われるため、関係機関における事務負担が大きく、接種対象者においても、接種の度に予診票の手書きを求められる等の負担があった。また、厚⽣労働省では、⾃治体が実施する予防接種の実施状況(接種対象者の接種の有無等)を把握することができず、予防接種の有効性及び安全性の向上を図る調査及び研究を実施する上で、必要となる十分な情報を収集する手段がなかった。
予防接種記録の管理や費用請求等の仕組みの効率化及び接種対象者の利便性の向上を図り、また予防接種の有効性、安全性の分析を実施するため、予防接種事務デジタル化に必要とされる各システムの構築に係る開発・改修、要件定義等を行う必要がある。
予算の推移
| 令和3年度 | 令和4年度 | 令和5年度 | 令和6年度 | 令和7年度 | 令和8年度要求 |
|---|---|---|---|---|---|
| — | 0円 | 0円 | 0円 | 0円 | 1.5億円 |
当初予算。令和7年度は別に補正予算 57.9億円。
支出先(国から直接、上位3者)
令和6年度の支出実績。支出先は全3者。
| 支出先 | 法人番号 | 契約方式 | 金額 |
|---|---|---|---|
| 公益社団法人国民健康保険中央会 | 2010005018852 | 補助金等交付 | 42.0億円 |
| 独立行政法人医薬品医療機器総合機構 | 3010005007409 | 補助金等交付 | 1.5億円 |
| 社会保険診療報酬支払基金 | 3010405002439 | 補助金等交付 | 1.2億円 |
関係する会議
事業の担当課・室が事務局を務める会議体(つなぎ方)。
- 予防接種・ワクチン分科会予防接種基本方針部会 厚生労働省 · 最終開催 2026.04.30
- 予防接種・ワクチン分科会 厚生労働省 · 最終開催 2026.09.02
- 予防接種・ワクチン分科会予防接種基本方針部会ワクチン評価に関する小委員会 厚生労働省 · 最終開催 2026.09.17
- 予防接種・ワクチン分科会副反応検討部会 厚生労働省 · 最終開催 2026.09.10
- 予防接種・ワクチン分科会研究開発及び生産・流通部会 厚生労働省 · 最終開催 2026.08.26
同じ施策の事業
政策:Ⅰー5 新興感染症への対応を含め、感染症の発生・まん延を防止するとともに、感染症による健康危機発生時に迅速かつ適切に対処する体制を整備すること
施策:5-1 新興感染症への対応を含め、感染症の発生・まん延の防止を図ること
- 特定B型肝炎ウイルス感染者給付金等支給業務費交付金 1,181億円
- 肝炎治療特別促進事業費 66.4億円
- 検疫業務等に必要な事業 30.3億円
- 結核患者療養諸費・結核医療費補助金・結核医療費負担金 29.6億円
- 肝炎ウイルス検査等事業費(肝炎患者等の重症化予防推進事業) 20.0億円
- AMR対策推進費 17.4億円
- ワクチン等対策事業 14.8億円
- 肝がん・重度肝硬変治療研究促進事業 13.6億円
- 感染症予防事業費等負担金(感染症発生動向調査事業を除く) 13.5億円
- 予防接種事故救済給付費 12.6億円
根拠法令・関係する計画
比較・検索できる画面で見る レビューシート原本(行政事業レビュー見える化サイト)
出典:行政事業レビュー見える化サイト 令和7年度版のレビューシート(事業番号 19915)を加工。