森林・山村地域活性化振興対策
林野庁(森林整備部 森林利用課)の事業。令和7年度当初予算 9.5億円、令和8年度概算要求 10.9億円。
事業の目的
本事業は、林業事業体による経営管理がされにくい集落周辺の里山林について、地域住民等による継続的な里山林の整備・活用の実践を支援することを通じて、集落周辺の里山林における森林の多面的機能の発揮と、地域コミュニティの維持・活性化を図る。
事業の概要
【里山林活性化による多面的機能発揮対策】
・里山林活性化による多面的機能発揮対策交付金
林業事業体による経営管理がされにくい里山林の整備・活用を通じて、山村集落の維持・活性化を図るため、
① 「半林半X」等を含め、点在する人工林を本格活用する取組の支援
② 集落活動等として、集落周辺の里山林を活用する取組の支援
③ これらに取り組む活動組織に関する説明会・体験会の開催、安全な作業技術の習得の支援
・里山林活性化による多面的機能発揮対策評価検証事業
上記交付金により活動した組織の活動成果を評価・検証し、活動組織に対する地域協議会の指導・助言能力を向上を目的とした研修会等の実施(委託)。
現状・課題
集落周辺の里山林は、化石燃料の普及等による利用の減少等により地域住民との関係性が希薄になるとともに地域の人口減少や高齢化によって維持・管理が行き届かず、災害発生リスクの上昇、鳥獣被害の拡大等の問題が発生し、その対策は全国的な課題となっている。里山林において水源の涵養、山地災害の防止、生活環境の保全、生物多様性の保全等といった森林の多面的機能が発揮されるためには、里山林を継続的に整備することが求められるが、二次林や人工林等が混在する状況等から、林業事業体による経営管理がされにくい。このため里山林の整備は住民組織が担い手として重要であるが、地域コミュニティにおける急速な人口減少と高齢化により、継続的な活動の確保が課題となっている。里山林の整備を通した森林の多面的機能の適切な発揮のためには、継続的な里山林の整備活動に取り組む地域住民等による組織の確保・育成が必要であるとともに、里山林の整備・活用を通じた地域コミュニティの維持・活性化を図ることが重要である。
予算の推移
| 令和3年度 | 令和4年度 | 令和5年度 | 令和6年度 | 令和7年度 | 令和8年度要求 |
|---|---|---|---|---|---|
| — | — | — | 0円 | 9.5億円 | 10.9億円 |
当初予算。
同じ施策の事業
政策:Ⅱ森林の有する多面的機能の発揮と林業・木材産業の持続的かつ健全な発展
施策:①森林の有する多面的機能の発揮
- 森林集約・循環成長対策 60.4億円
- 森林・林業担い手育成総合対策 47.3億円
- 保安林等整備管理費 4.5億円
- 林業普及指導事業交付金 3.5億円
- 森林資源・森林吸収量算定基礎調査事業 2.9億円
- 地域森林計画編成事業費補助金 1.1億円
- 国際林業協力事業 0.83億円
- 分収林等施業転換推進事業 0.56億円
- 幹線林道事業移行円滑化対策交付金 0.52億円
- 世界遺産の森林生態系保全対策事業 0.41億円
根拠法令・関係する計画
- 森林・林業基本法 第二条
- 森林・林業基本計画(令和3年6月15日閣議決定)
- 第2期「まち・ひと・しごと創生総合戦略」 (2020 改訂版)(令和2年12月21日閣議決定)
- 食料・農業・農村基本計画(令和7年4月11日閣議決定)
比較・検索できる画面で見る レビューシート原本(行政事業レビュー見える化サイト)
出典:行政事業レビュー見える化サイト 令和7年度版のレビューシート(事業番号 20392)を加工。