離島漁業再生支援等交付金
水産庁(漁港漁場整備部 防災漁村課)の事業。令和7年度当初予算 11.6億円(前年度 13.5億円)、令和8年度概算要求 12.9億円。主な支出先は内閣府。
事業の目的
離島は、国内の漁業生産高・生産量の約1割のシェアを占め、加えて外国人漁業者の侵入を未然に防止するなど重要な位置づけにあるが、離島の水産業は油費の高騰や高齢化などによって、本土漁業に比べても極めて厳しい状況にある。このため、それぞれの離島の実情に即し、漁場生産力の増大や漁獲物の付加価値向上など、地域の創意工夫を発揮させることにより、離島水産業の再生を図り、離島経済の維持・活性化を実現する。
事業の概要
1.離島の漁業集落に対する支援
①漁場の生産力の向上に関する取組及び漁業の再生に関する実践的な取組等への支援(H17~R11年度)
②初期投資負担を軽減し新規漁業就業者の定着を図るため、離島の新規漁業就業者に対する漁船・漁具等のリースの取組への支援(H27~R11年度)
③特定有人国境離島地域において、雇用を創出するための取組及び雇用の創出を円滑に行うための環境整備の取組への支援(H29~R8年度)
2.都道府県及び市町村に対する支援
都道府県、市町村が実施する説明会の開催、集落の状況を踏まえた目標設定のための調査及び集落指導等を行うための事務経費などについて支援
(交付率)定額
現状・課題
離島は、国内の漁業生産を支えており、悪天時の避難先や燃油等の補給など漁業の前進基地としても重要な役割を有しているが、販売面・生産面では不利な状況に置かれ、特に近年、油費の高騰(沿岸漁業を営む個人経営体の漁労支出のうち、油費は67.5万円(H30)から74.8万円(R4)に上昇(令和5年度水産白書「沿岸漁船漁業を営む個人経営体の経営状況の推移」))により、一層不利な状況に置かれている。また、高齢化についても全国に比べて進んでいる(令和2年度時点の全国の高齢化率28.8%(高齢社会白書)に対し離島の高齢化率37.1%(離島統計年報))ことから、こうした離島の特徴・状況を踏まえながら、離島経済における基幹的産業たる漁業を通じた振興を図る。
予算の推移
| 令和3年度 | 令和4年度 | 令和5年度 | 令和6年度 | 令和7年度 | 令和8年度要求 |
|---|---|---|---|---|---|
| 14.6億円 | 14.6億円 | 14.6億円 | 13.5億円 | 11.6億円 | 12.9億円 |
当初予算。
支出先(国から直接、上位1者)
令和6年度の支出実績。支出先は全52者。このほか再委託・再交付の先が 56 件あります(金額は上の支出と重なるため合計しません)。
| 支出先 | 法人番号 | 契約方式 | 金額 |
|---|---|---|---|
| 内閣府 | 2000012010019 | 補助金等交付 | 0.84億円 |
同じ施策の事業
政策:Ⅲ水産物の安定供給と水産業の健全な発展
施策:③漁村の活性化の推進
- 有害生物漁業被害防止総合対策事業 3.2億円
- 漁協経営基盤強化対策支援事業 2.8億円
- 海業振興支援事業 2.8億円
- 漁港機能増進事業 1.5億円
- 豊かな漁場環境推進事業 1.4億円
- 水産物流通調査事業 0.33億円
- 漁場油濁被害対策費 0.18億円
根拠法令・関係する計画
- 奄美群島振興開発特別措置法 第二十三条
- 小笠原諸島振興開発特別措置法 第二十五条
- 有人国境離島地域の保全及び特定有人国境離島地域に係る地域社会の維持に関する特別措置法
- 水産基本法
- 沖縄振興特別措置法 第八十七条
- 離島振興法 第十四条
- 水産基本計画(令和4年3月25日閣議決定)
比較・検索できる画面で見る レビューシート原本(行政事業レビュー見える化サイト)
出典:行政事業レビュー見える化サイト 令和7年度版のレビューシート(事業番号 3418)を加工。