イノベーション創出のためのフロンティア育成・基盤構築事業(うちフロンティア育成・懸賞金型事業)
経済産業省(経済産業省イノベーション・環境局イノベーション政策課 フロンティア推進室)の事業。令和7年度当初予算 43.0億円(前年度 20.0億円)、令和8年度概算要求 66.2億円。主な支出先は国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構。
事業の目的
日本の「次の飯のタネ」となるような先端技術領域であるフロンティア領域を探索し、集中的な育成を進めていく。また、研究開発支援の新たな政策手法である懸賞金型支援を実施することで、目標の複雑化・高度化に対応し、多様な野心的挑戦を喚起し、イノベーション創出に繋げる。それにより、官民から大規模な投資を受けるフロンティア領域を育成し、日本の新たな飯のタネの確立を目指す。
事業の概要
(1)フロンティア領域育成事業
優れた先端技術領域の育成のために、フロンティア領域を特定し、研究開発課題を設定。課題
の解決策を公募・採択し研究開発を推進し、イノベーション創出につなげる。
(2)懸賞金型研究開発プログラム
国としてクリアすべき課題を掲げ、テーマの特性に応じて参加者にとって魅力的なインセンティブを
設計し、特定の技術・手法に依らず、多様な野心的挑戦を喚起し、イノベーション創出につなげる。
現状・課題
近年の先端技術の進化とデジタル化の進展は、技術の複雑化と進化速度の加速化を引き起こしている。そこに、地政学リスクの顕在化や、社会環境の急激な変化が加わり、研究開発に係る将来予測の難易度が増している。そうした中、民間企業はより短期の成果・収益を求めるため、不確実性が強くリスクが高い長期的研究開発を独力で実施するのは困難となっている。このような状況を放置した場合、新産業のタネとなる革新的な技術シーズが生まれてこず、将来的な我が国の産業競争力の衰退につながるおそれがある。特に、日本の「次の飯のタネ」となる先端技術領域であるフロンティア領域については、国が旗振り役となり官民投資を誘発することで社会実装につなげ、「新たな価値」を生み出し、国富を拡大していく必要がある。
また、目標が複雑化・高度化する中において、従来の委託・補助型の研究開発支援では、潜在的に解決の可能性がある者から正しいアプローチが提案されるかが不明、研究開発前に正しいアプローチを採択出来るかが不明、提案されたアプローチが重視されることで状況変化に応じた柔軟な対応変更が困難、また本来はもっと早く高い成果を出せる可能性があるにも関わらず採択されたアプローチを計画通りに進めることを重視してしまう可能性があることなどに対応して、新たな政策手法を講じる必要がある。
予算の推移
| 令和3年度 | 令和4年度 | 令和5年度 | 令和6年度 | 令和7年度 | 令和8年度要求 |
|---|---|---|---|---|---|
| 9.3億円 | 9.1億円 | 19.2億円 | 20.0億円 | 43.0億円 | 66.2億円 |
当初予算。
支出先(国から直接、上位1者)
令和6年度の支出実績。支出先は全47者。このほか再委託・再交付の先が 51 件あります(金額は上の支出と重なるため合計しません)。
| 支出先 | 法人番号 | 契約方式 | 金額 |
|---|---|---|---|
| 国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構 | 2020005008480 | 運営費交付金交付 | 25.5億円 |
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根拠法令・関係する計画
比較・検索できる画面で見る レビューシート原本(行政事業レビュー見える化サイト)
出典:行政事業レビュー見える化サイト 令和7年度版のレビューシート(事業番号 3513)を加工。