データセンター、海底ケーブル等の地方分散によるデジタルインフラ強靱化事業(令和5年度第一次補正では、国際海底ケーブルの多ルート化によるデジタルインフラ強靱化事業、令和6年度補正では、データセンター等の地方分散によるデジタルインフラ強靱化事業、令和7年度補正では、海底ケーブル等の地方分散によるデジタルインフラ強靱化事業)
総務省(電気通信事業部 データ通信課)の事業。令和7年度当初予算 0円、令和8年度概算要求 0円。主な支出先は一般社団法人情報通信ネットワーク産業協会。
事業の目的
「デジタル田園都市国家構想」の実現に不可欠であるデジタル基盤の整備のため、総務省が策定した「デジタル田園都市国家インフラ整備計画」に従い、データセンターの地方拠点整備、日本を周回する海底ケーブル(「デジタル田園都市スーパーハイウェイ」)の構築を行う。また、国際海底ケーブルの多ルート化を進め、北米・欧州とアジア・太平洋地域を結ぶ我が国の国際的なデータ流通のハブとしての機能を強化することにより、我が国の地理的な優位性を維持するとともに、国際的なデータ流通における自律性を維持・強化する。
さらに、データセンターの地方拠点整備により、東京・大阪を代替・補完する地方の中核拠点の形成、東京圏・大阪圏自体の広域化によるレジリエンス強化、地方における地域企業との連携によるDXの促進、エネルギーの地産地消を促進する。
事業の概要
地方のデータセンター、海底ケーブル等のデジタルインフラを整備する民間事業者に対して、基金により支援を行う。
現状・課題
データセンターの立地状況は、6割程度が東京圏(東京都・埼玉県・千葉県・神奈川県)に一極集中しており、今後もこの状況は継続されるものと想定される。近年は、大阪圏への投資が増加しているものの、東京圏、大阪圏が大震災等で被災した場合、全国規模で通信環境に多大な影響が生じる可能性があることを踏まえると、我が国の災害に対する通信ネットワークの強靱化等の観点から、データセンターの分散立地が求められる。また、国内海底ケーブルについては、主に太平洋側に敷設され、日本海側がミッシングリンクとなっている。さらに、国際海底ケーブルについては、房総半島や志摩半島に陸揚局が集中している。東日本大震災の際に太平洋側の海底ケーブルの多くが切断されたことを踏まえると、ここでも我が国の災害に対する通信ネットワークの強靱化や国際的なデータ流通のハブとしての機能強化等の観点から、補完性の高い海底ケーブル網の整備が求められる。
なお、データセンターの地方分散に関して、これまでの取組により一定の成果が上がりつつあるものの、依然としてデータセンターの東京圏・大阪圏への立地集中の度合いは強い状況である。
予算の推移
| 令和3年度 | 令和4年度 | 令和5年度 | 令和6年度 | 令和7年度 | 令和8年度要求 |
|---|---|---|---|---|---|
| — | 0円 | 0円 | 0円 | 0円 | — |
当初予算。令和7年度は別に補正予算 400億円。
支出先(国から直接、上位1者)
令和6年度の支出実績。支出先は全1者。
| 支出先 | 法人番号 | 契約方式 | 金額 |
|---|---|---|---|
| 一般社団法人情報通信ネットワーク産業協会 | 8010405008299 | 補助金等交付 | 120億円 |
関係する会議
事業の担当課・室が事務局を務める会議体(つなぎ方)。
- 「IPv6によるインターネットの利用高度化に関する研究会」 総務省 · 最終開催 2018.03.30
- インターネットトラヒック研究会 総務省 · 最終開催 2021.05.28
- 国際海底ケーブルの防護等に関する検討会 総務省 · 最終開催 2026.07.10
- 固定電話番号の双方向ポータビリティの実現に向けた検討会 総務省 · 最終開催 2025.01.30
- 消費者保護ルールの在り方に関する検討会 総務省 · 最終開催 2025.08.26
同じ施策の事業
政策:Ⅴ 情報通信(ICT政策)
施策:4 情報通信技術利用環境の整備
- 無線システム普及支援事業(携帯電話基地局強靱化対策事業)(令和7年度及び令和6年度第一次補正においては災害時における携帯電話基地局等の強靱化対策事業) 24.0億円
- 電気通信事業分野における消費者利益確保のための事務経費 4.2億円
- 電気通信事業分野における事業環境の整備のための調査研究 3.1億円
- 新たな周波数割当方式の導入に係る環境整備 2.6億円
- 電気通信事故に関する原因究明機能等の強化事業 0.70億円
- 地域における災害支援体制の整備・人材育成等の支援 0.68億円
- 電気通信事業分野における安全・相互接続性確保のための事務経費 0.50億円
- 電気通信消費者権利の保障等推進経費(地方) 0.03億円
- 適切な携帯料金プランの選択等に資する携帯電話サービスの更なる競争の促進 0円
- 自動運転の社会実装に向けたデジタルインフラ整備事業 0円
根拠法令・関係する計画
- 総務省設置法 第四条
- 「デジタル田園都市国家インフラ整備計画(改訂版)」(令和5年4月25日総務省公表)
- 「デジタル社会の実現に向けた重点計画」(令和6年6月21日閣議決定)
- 「国民の安心・安全と持続的な成長に向けた総合経済対策~全ての世代の現在・将来の賃金・所得を増やす~」(令和 6 年 11月 22 日閣議決定)
- 「新しい資本主義のグランドデザイン及び実行計画2024」(令和6年6月21日閣議決定)
- 「経済財政運営と改革の基本方針2024」(令和6年6月21日閣議決定)
比較・検索できる画面で見る レビューシート原本(行政事業レビュー見える化サイト)
出典:行政事業レビュー見える化サイト 令和7年度版のレビューシート(事業番号 5612)を加工。