「いずも」型護衛艦の改修
防衛省(プロジェクト管理部 事業監理官(艦船担当))の事業。令和7年度当初予算 51.3億円(前年度 209億円)、令和8年度概算要求 150億円。主な支出先はジャパンマリンユナイテッド株式会社、日本電気株式会社。
事業の目的
いずも型護衛艦は、機動水上任務群(以下「TG」という。)の旗艦として作戦を実施することを任務としている。TGの使命は、我が国周辺から中東に至る海域において、海洋権益の確保及び国土の防衛に寄与するため、各種海上作戦等を遂行することである。特別改造を実施することで、いずも型護衛艦におけるF-35Bの運用が可能となり、我が国周辺から中東に至る海空域における警戒監視・情報収集、哨戒、対空戦闘等の対空能力が向上し、各種海上作戦等を可能とする。
事業の概要
本事業は、「いずも」型護衛艦におけるF-35Bの運用を可能とするため、各種装備品を護衛艦「いずも」及び「かが」に装備する事業である。
主な実施内容は、
①艦首構造変更(「いずも」第2回特別改造、「かが」第1回特別改造)
②甲板耐熱塗装(第4、第5スポット)及び温度計測装置(「いずも」第1、第2回特別改造、「かが」第1、第2回特別改造)
③その他装備品耐熱(「いずも」第1、第2回特別改造、「かが」第1、第2回特別改造)
④標識灯火(「いずも」第1、第2回特別改造、「かが」第1、第2回特別改造)
⑤飛行甲板車両止め(「いずも」第1、第2回特別改造、「かが」第1特別改造)
⑥整備用高圧空気管(「いずも」第1、第2回特別改造、「かが」第1、第2回特別改造)
⑦区画等整備(「いずも」第2回特別改造、「かが」第2回特別改造)
⑧航空機格納庫静止型電力変換器(「いずも」第2回特別改造、「かが」第1回特別改造)
⑨フィンスタビライザ追加(「いずも」第2回特別改造、「かが」第1回特別改造)
⑩航空機用電源(「いずも」第1、第2回特別改造、「かが」第1、第2回特別改造)
⑪弾薬庫整備(「いずも」第2回特別改造、「かが」第2回特別改造)
⑫給油装置(「いずも」第2回特別改造、「かが」第1、第2回特別改造)
⑬格納庫天井クレーン(「いずも」第2回特別改造、「かが」第2回特別改造)
⑭リチウムイオンバッテリー充電区画(「いずも」第2回特別改造、「かが」第2回特別改造)
⑮上部構造物等の配置変更(「いずも」第2回特別改造、「かが」第1、第2回特別改造)である。
「いずも」第1回特別改造は令和2年度(2国)に実施、「かが」第1回特別改造は令和3年度(3国)に実施、「いずも」第2回特別改造は令和6年度(4国)に実施予定、「かが」第2回特別改造は令和8年度(3国)でそれぞれ実施予定である。
現状・課題
令和元年度に実施した航空機運用能力向上に関する調査研究及びFMS調査研究等の成果を踏まえ、F-35Bの運用を可能とするための改造を実施する必要がある。
令和2年度「いずも」第1回特別改造、令和3年度「かが」第1回特別改造を実施、引き続き「いずも」及び「かが」におけるF-35Bの運用を可能とするための改造を実施し、特別改造実施後は所要の訓練等を実施し適宜の時期の運用開始を目指す。
予算の推移
| 令和3年度 | 令和4年度 | 令和5年度 | 令和6年度 | 令和7年度 | 令和8年度要求 |
|---|---|---|---|---|---|
| — | — | 154億円 | 209億円 | 51.3億円 | 150億円 |
当初予算。
支出先(国から直接、上位10者)
令和6年度の支出実績。支出先は全10者。
| 支出先 | 法人番号 | 契約方式 | 金額 |
|---|---|---|---|
| ジャパンマリンユナイテッド株式会社 | 8020001076641 | 随意契約(公募) 1者 | 166億円 |
| 日本電気株式会社 | 7010401022916 | 一般競争契約(最低価格) 1者 | 8.2億円 |
| 米国(海軍省) | — | その他 | 4.2億円 |
| 三菱重工マリンマシナリ株式会社 | 1140001012624 | 随意契約(公募) 1者 | 3.2億円 |
| 株式会社アイラス | 6010401000996 | 随意契約(少額) | 0.01億円 |
| 株式会社IACEトラベル | 7010001128717 | 随意契約(少額) | 0.01億円 |
| T-LIFEパートナーズ株式会社 | 4020001073907 | 一般競争契約(最低価格) 1者 | 0.01億円 |
| ブルーライン株式会社 | 9020001086383 | 随意契約(少額) | 0.01億円 |
| モトローラ・ソリューションズ株式会社 | 8010401096587 | 一般競争契約(最低価格) 1者 | 0円 |
| 株式会社日立製作所 | 7010001008844 | 一般競争契約(最低価格) 1者 | 0円 |
同じ施策の事業
政策:Ⅰー1 我が国自身の防衛体制の強化(自衛隊の能力等に関する主要事業)
施策:(4) 領域横断作戦能力
- 艦船修理費(海自) 2,320億円
- 戦闘機(F-35A/B)の取得 1,723億円
- 通信維持費(空自) 1,268億円
- 護衛艦(FFM) 1,182億円
- 通信維持費(陸自) 721億円
- 固定翼哨戒機(P-1)の取得 715億円
- 潜水艦(SS) 659億円
- 武器購入費(海自) 652億円
- 諸器材等維持費等(海自) 646億円
- 諸器材購入費等(陸自) 485億円
根拠法令・関係する計画
- 防衛省設置法 第四条
- 国家防衛戦略、防衛力整備計画(令和4年12 月16日 国家安全保障会議決定・閣議決定)
- 平成31年度以降に係る防衛計画の大綱、中期防衛力整備計画(平成31年度~平成35年度)(平成30年12月18日国家安全保障会議決定及び閣議決定)
比較・検索できる画面で見る レビューシート原本(行政事業レビュー見える化サイト)
出典:行政事業レビュー見える化サイト 令和7年度版のレビューシート(事業番号 7501)を加工。