電波の安全性に関する調査及び評価技術
総務省(電波部 電波環境課)の事業。令和7年度当初予算 12.7億円(前年度 12.0億円)、令和8年度概算要求 13.5億円。主な支出先は国立研究開発法人情報通信研究機構、エヌ・ティ・ティ・アドバンステクノロジ株式会社。
事業の目的
携帯電話をはじめとする個人利用の無線局が爆発的に普及し、電波利用がますます日常生活と密接になっている一方で、携帯電話等から発射される電波が人体等に与える影響に対する関心も高くなっている。このため、電波が人体や医療機器等に与える影響を科学的に解明し、より安心して安全に利用できる電波環境の整備を目的とし、調査研究等を実施する。
事業の概要
① 電波が人体等に与える影響に関する研究
無線通信システムからの電波が生体に及ぼす影響について、医学的・生物学的観点から研究(動物実験や細胞実験等)を実施する。また、電波の熱作用等による人体への影響を定量的に評価するため、電波ばく露量の測定システムの開発を実施する。
② 電波が医療機器に与える影響の調査
各種の無線通信システムが植込み型医療機器(心臓ペースメーカ、除細動器等)や、医療機関及び在宅医療で使用される医療機器に及ぼす影響の調査を実施する。
現状・課題
Beyond 5G(いわゆる6G)の研究開発が進められるなど、超高周波数帯を中心に電波利用の多様化が進展し続けており、これに対応した安心・安全な電波利用環境の整備が求められている。
電波が生体へ及ぼす作用やメカニズムについては、必ずしも十分に解明できていないという課題も存在し、引き続き、科学的な検証を積み重ねることが求められており、電波防護指針の評価・検証や国際ガイドラインの改定に資する研究や国民の安心に資する長期的影響等に関する研究を行う必要がある。
また、電波利用機器の電波が、植込み型医療機器、在宅医療機器等に与える影響を不安視する意見もあることから、それらの解消を図るため、科学的な手法による影響調査を行う必要がある。
予算の推移
| 令和3年度 | 令和4年度 | 令和5年度 | 令和6年度 | 令和7年度 | 令和8年度要求 |
|---|---|---|---|---|---|
| 12.9億円 | 13.3億円 | 13.6億円 | 12.0億円 | 12.7億円 | 13.5億円 |
当初予算。
支出先(上位10者)
令和6年度の支出実績。全20者。
| 支出先 | 法人番号 | 契約方式 | 金額 |
|---|---|---|---|
| 国立研究開発法人情報通信研究機構 | 7012405000492 | 随意契約(その他) 1者 | 3.2億円 |
| エヌ・ティ・ティ・アドバンステクノロジ株式会社 | 9011101028202 | 一般競争契約(総合評価) 1者 | 1.00億円 |
| 国立大学法人北海道大学 | 6430005004014 | 随意契約(その他) 1者 | 0.60億円 |
| 東京都公立大学法人 | 6011105002701 | 随意契約(その他) 1者 | 0.42億円 |
| 国立大学法人名古屋工業大学 | 2180005006072 | 随意契約(その他) 1者 | 0.34億円 |
| 一般財団法人電力中央研究所 | 4010005018545 | 随意契約(公募) 1者 | 0.28億円 |
| 株式会社三菱総合研究所 | 6010001030403 | 一般競争契約(総合評価) 1者 | 0.27億円 |
| 学校法人久留米大学 | 1290005009643 | 随意契約(その他) 1者 | 0.25億円 |
| 学校法人明治薬科大学 | 3012705000097 | 随意契約(公募) 2者 | 0.23億円 |
| 学校法人金沢医科大学 | 1220005006886 | 随意契約(その他) 1者 | 0.20億円 |
関係する会議
事業の担当課・室が事務局を務める会議体(つなぎ方)。
- 生体電磁環境に関する検討会 総務省 · 最終開催 2020.10.30
- 生体電磁環境に関する研究戦略検討会 総務省 · 最終開催 2018.03.29
- 空間伝送型ワイヤレス電力伝送システムの運用調整に関する検討会 総務省 · 最終開催 2021.05.26
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根拠法令・関係する計画
比較・検索できる画面で見る レビューシート原本(行政事業レビュー見える化サイト)
出典:行政事業レビュー見える化サイト 令和7年度版のレビューシート(事業番号 789)を加工。