FCネットワークの研究
防衛省(プロジェクト管理部 事業監理官(艦船担当))の事業。令和7年度当初予算 0円(前年度 4.6億円)、令和8年度概算要求 0円。主な支出先は三菱電機株式会社、ジャパンマリンユナイテッド株式会社。
事業の目的
通信妨害が予想される環境下で汎用護衛艦等のセンサ情報をリアルタイムかつ効率的に情報交換を行い、射撃可能な精度の航跡を共有し統合火器管制が可能なハードウェア及びソフトウェアを試作し、模擬環境(陸上)及び実環境下(洋上)において試作したFC(Fire Control)ネットワークの耐通信妨害技術、高効率ネットワーク制御技術及び統合火器管制技術に関する技術資料を得るとともに、技術的課題についてFCネットワークとしての実現可能性を確認する。
事業の概要
本事業では、令和元年度から5年度にかけてシステム設計を実施するとともに、FC(Fire Control)ネットワークのハードウェア、ソフトウェア及び専用試験装置を試作し、通信妨害が予想される環境下においてもセンサ情報をリアルタイムかつ効率的に情報交換を行うための耐通信妨害技術、高効率ネットワーク制御技術、統合火器管制技術の確立を目指す。なお、令和4年度から6年度にかけて、試験を実施した後、研究を終了する予定である。
現状・課題
現在の汎用護衛艦の対空兵器では、射程が短く爆撃機等を迎撃することができないため、それらから発射された対艦ミサイルへの対処に限られる。結果として、護衛艦部隊は飽和攻撃に対して防空を持続することができず、海上優勢の維持が困難となることが予測されるため、脅威の態様(対象国の戦略、ASCMの高性能化、ASCM搭載プラットフォームの低RCS化、ASCMによる飽和攻撃等)に的確に対応する上では、電子戦環境下でのネットワーク戦闘に対応したFCネットワークの構築が求められている。そのため、自艦のローカルセンサ情報又は他アセットからのリモートセンサ情報を部隊全体でリアルタイムに共有し射撃管制に利用することにより、実質的な戦力を増大することなく個艦のセンサ能力を超えた対処覆域を実現し、部隊全体の武器システムが有する能力を最大限に発揮させる必要がある。
ASCM:Anti Ship Cruise Missile(対艦巡航ミサイル)
RCS:Radar Cross Section(レーダ反射断面積)
予算の推移
| 令和3年度 | 令和4年度 | 令和5年度 | 令和6年度 | 令和7年度 | 令和8年度要求 |
|---|---|---|---|---|---|
| 0円 | 63.0億円 | 14.5億円 | 4.6億円 | 0円 | — |
当初予算。
支出先(国から直接、上位8者)
令和6年度の支出実績。支出先は全8者。
| 支出先 | 法人番号 | 契約方式 | 金額 |
|---|---|---|---|
| 三菱電機株式会社 | 4010001008772 | 随意契約(公募) 1者 | 3.9億円 |
| ジャパンマリンユナイテッド株式会社 | 8020001076641 | 随意契約(公募) 1者 | 0.22億円 |
| 株式会社フォーサイトテクノ | 1010601026053 | 随意契約(公募) 1者 | 0.03億円 |
| 日本電気株式会社 | 7010401022916 | 随意契約(公募) 1者 | 0.03億円 |
| 有限会社PAOプラス | 1120902013689 | 一般競争契約(最低価格) 1者 | 0.01億円 |
| 日本通運株式会社 | 4010401022860 | その他 | 0.00億円 |
| 三菱重工業株式会社 | 8010401050387 | 随意契約(公募) 1者 | 0.00億円 |
| 株式会社イゾイ | 2011701000475 | 一般競争契約(最低価格) 1者 | 0.00億円 |
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根拠法令・関係する計画
比較・検索できる画面で見る レビューシート原本(行政事業レビュー見える化サイト)
出典:行政事業レビュー見える化サイト 令和7年度版のレビューシート(事業番号 5320)を加工。