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トップテーマ外国人材と共生

府省をまたぐ関連事業 27令和7年度当初 160億円令和8年度要求 202億円

外国人材と共生

在留外国人が2025年末に初めて400万人を超えるなか、政府は2026年1月の「総合的対応策」で受入れと在留管理を「秩序ある共生」の枠組みで組み直し、2027年3月に「外国人の受入れの基本的な在り方に関する基本方針」を策定する予定だ。2027年4月の育成就労制度の施行、在留手数料の大幅引上げ、日本語・生活学習プログラムの創設と在留審査への反映が同時に進んでおり、受入れ規模をどう決めるか、学習や負担をどこまで義務・要件にするかが問われている。

選んだ理由:技能実習から育成就労への移行期。法務省・厚労省・国交省・文科省の受入れ支援、日本語教育、共生施策が並ぶ。会議の開催が多い。

中心の会議体・場

上の会議体は、テーマの中心として手で選んだもの。事業と会議体の自動の紐付け(事務局の課室の一致)は、テーマの事業27件のうち10件。

ブリーフ

対象期間 2026-07-01〜2026-09-29。「読み筋」は資料からの要約・解釈です。

2026.09.18 日本語・生活学習プログラムWG 第2回:自治体ヒアリング(第1回で主な論点を提示)

内閣官房

読み筋PT報告書は受講を在留要件へ結びつける方向だが、WGでは義務化に慎重な意見が目立つ。自治体ヒアリングで対面講習の負担と財源の分担が具体化するかが焦点になりそうだ。

原文:第2回 議事次第 / 第1回 資料6 主な論点 / 第1回 議事要旨

2026.09.15 受入れの在り方WG 第2回:就労実態と犯罪情勢を確認、島根県・伊勢崎市ヒアリング

内閣官房

読み筋第1回では、推計に「隠れた政策方針」を入れないよう求める意見が出ていた。推計の前提をどう置くかが、年度末の基本方針の性格を左右すると読める。

原文:第2回 議事次第 / 第2回 資料4 伊勢崎市 / 第1回 資料5 将来推計等 / 第1回 議事要旨

2026.09.09 特定技能・育成就労 有識者会議 第14回:分野別運用方針の改正作業を開始、外食業の上限到達を報告

出入国在留管理庁

読み筋受入れ見込数を「上限」として実際に運用した初めての例が外食業で出た。次期見込数の算定方法が、受入れ規模をめぐる実質的な議論の場になりそうだ。

原文:議事次第 / 資料2 フォローアップ / 資料3-1 改正作業の開始 / 資料4-1 外食業の上限超過への対応

2026.08.31 令和9年度概算要求:入管庁関係経費は1,331.7億円、日本語・生活学習プログラムは事項要求

法務省

読み筋増額の大半はJESTAなど出入国管理のシステム投資だ。共生側の目玉であるプログラムの規模は年末の予算編成まで見えない。

原文:令和9年度概算要求について(速報) / 法務省 令和9年度概算要求

2026.07.24 関係閣僚会議 第3回:総合的対応策の進捗を確認、基本方針を年度内に取りまとめる体制へ

内閣官房

読み筋会議の重心は、受入れの是非から「規模と条件の設計」に移っている。永住・帰化・在留審査をプログラムとつなげる構想が、基本方針の柱になる可能性がある。

原文:議事次第 / 資料3 今後の取組の方向性 / 資料4 今後の検討体制 / 議事録

次に来ること

流れ

日付できごと種類
2024.06.21育成就労制度を創設する改正入管法・技能実習法を公布(一部を除き2027年4月1日施行) 国会法律
2025.03.11特定技能・育成就労の基本方針を閣議決定 閣議計画・決定
2025.07.15外国人施策の司令塔として「外国人との秩序ある共生社会推進室」が発足 内閣官房出来事
2025.11.04外国人の受入れ・秩序ある共生社会実現に関する関係閣僚会議が初会合、総理が見直しを指示 内閣官房会議
2026.01.14外国人との秩序ある共生社会の実現のための有識者会議が意見書を提出 内閣官房報告書
2026.01.23「総合的対応策」を決定し、分野別運用方針を閣議決定(受入れ見込数は合計約123万人) 内閣官房・閣議計画・決定
2026.04帰化に必要な在留期間を10年に引き上げるなど、帰化要件の厳格化を運用開始 法務省計画・決定
2026.04.13特定技能「外食業」が受入れ見込数の上限に近づき、在留資格認定証明書の交付を停止 出入国在留管理庁出来事
2026.04.15育成就労の監理支援機関の許可について施行日前申請を開始 出入国在留管理庁・厚生労働省出来事
2026.05.29在留手数料の上限を引き上げる改正入管法が成立(同じ5月にJESTA導入のための法案も成立) 国会法律
2026.07日本語・制度学習プログラムに関する法務大臣政務官PT報告書を公表 法務省報告書
2026.07.21骨太の方針2026を閣議決定、「外国人政策」を章立てし日本語・生活学習プログラムの創設を明記 閣議計画・決定
2026.07.24関係閣僚会議 第3回、基本方針の年度内取りまとめと2つのWG新設を決定 内閣官房会議
2026.08.07受入れの基本的な在り方WGが初会合(将来推計の手法を議論) 内閣官房会議
2026.08.18日本語・生活学習プログラムWGが初会合 内閣官房会議
2026.08.31令和9年度概算要求、入管庁関係経費は1,331.7億円(前年度当初比+471.6億円) 法務省予算
2026.09.01育成就労計画の認定について施行日前申請を開始 出入国在留管理庁・厚生労働省出来事
2026.09.09特定技能・育成就労 有識者会議 第14回、分野別運用方針の改正作業を開始 出入国在留管理庁会議

論点

論点政府・事務局の方針(総合的対応策、関係閣僚会議資料、PT報告書など)委員・関係団体の意見(WG・有識者会議の議事要旨、日弁連)いま
受入れ規模の決め方分野別の受入れ見込数(合計約123万人)を上限として運用する。外食業では上限到達で交付を停止した。令和11年度からの見込数は算定方法を令和9年度中に固める。在り方WG委員:将来の外国人数は政策決定の帰結でもあり、推計の仮定に「隠れた政策方針」を入れないよう留意すべき。見込数には上振れした産業も下振れした産業もあるはずで、精度の高い産業別推計は難しい。基本方針(R9.3)と次期見込数の算定で議論が続く
学習プログラムの義務化と在留審査への反映PT報告書:永住許可に加え、一定の長期滞在の在留申請でも受講を許可要件にする方向で検討すべき。永住・帰化では受講に加えて理解度も確認する。日本語WG委員:義務として強制すると、日本が選ばれなくなるおそれがある。審査に反映するなら、地域・所得・障害等にかかわらず国の責任で学習機会を保障すべき。入国要件にするのは難しい。R10年度から試行予定。審査の考慮要素にする範囲は検討中
在留手数料の大幅引上げ改正法で上限を引き上げ、10月から永住許可を20万円、更新・変更を許可期間に応じ最大7.5万円(窓口)にする。首相補佐官はWGで、学習プログラムの財源に更新手数料等を活用すると説明した。日弁連:減免基準を政令に委ねていて明確性を欠く。低賃金労働者の在留継続を難しくして非正規滞在を生むおそれがあり、人手不足業種を悪化させる懸念もある。2026年10月1日施行。減免はガイドラインで運用
業務区分の切り分けと転籍求められる技能が変化した場合は、業務の一部を別の業務区分に整理し直すことも許容されうる。ただし転籍制限を目的とした切り分けはしない。有識者会議委員:転籍制限を目的とした業務区分の切り分けは認めるべきではない。R8年度の分野別運用方針改正で工業製品製造業・漁業の区分追加を検討中
家族帯同と子どもの日本語教育R9年度からプレスクール・プレクラス(初期日本語指導)を抜本的に強化し、モデルを全国展開する。家族帯同時の扶養能力の確認を含め審査の在り方を検討する。在り方WG委員:家族の受入れ可否を、自治体・教育委員会の受入れ能力に応じて検討すべき。日本語WG委員:子どもはプログラムよりも学校教育で適応を図るのが国際標準で、義務教育との連携が重要。方策を検討中
受入れ機関と自治体の負担PT報告書:国がコンテンツを提供する前提で、就労目的の外国人を受け入れる機関には本人と家族の学習支援をより強く求めるべき。地方の対面講習は国が支援する仕組みを検討する。日本語WG委員:中小企業は支援が難しく、就業時間内の研修が必須。対面の日本語教育は自治体の負担が最も大きく、体制と費用負担を検討すべき。日本語教員の不足も懸念される。WGで自治体ヒアリング中。R8年度から地方財政措置

関係閣僚会議第3回の資料1・3、日本語WG第1回の資料6と議事要旨、在り方WG第1回の議事要旨、入管庁有識者会議第14回の資料2・4-1、日弁連会長声明(2026年3月30日)、入管庁の手数料改定ページから要約。PT報告書の語尾(「べき」「検討」)は提言段階であることを示すため残している。

人

中心の会議体の構成員(公開名簿より)。

特定技能制度及び育成就労制度の基本方針及び分野別運用方針に関する有識者会議

名簿の時点 令和8年9月2日一部改正

外国人の受入れの基本的な在り方の検討のためのワーキンググループ

名簿の時点 令和8年7月24日(有識者会議座長決定)

お金

このテーマに束ねた27事業。令和7年度当初 160億円 → 令和8年度要求 202億円。

事業府省当初要求
外国人技能実習機構に対する交付金厚生労働省76.9億円89.7億円
外国人雇用サービスセンター等運営費厚生労働省26.7億円27.4億円
外国人等に対する日本語教育の推進文部科学省14.9億円21.3億円
中長期在留者住居地届出等事務の委託法務省14.7億円25.2億円
外国人児童生徒等への教育の充実文部科学省12.7億円19.6億円
外国人受入医療機関認証制度等推進事業厚生労働省3.3億円4.9億円
製造業における外国人材受入れ支援事業経済産業省2.2億円1.4億円
外国人材受入総合支援事業(令和7年度補正:雇用就農緊急対策のうち外国人材呼込み体制強化支援事業)農林水産省2.0億円4.6億円
建設分野における外国人受入れの円滑化及び適正化国土交通省1.3億円1.5億円
外国人看護師候補者学習支援事業厚生労働省1.0億円1.0億円
地域の医療・観光資源を活用した外国人受入れ推進のための調査・実証事業(国際観光旅客税財源)観光庁1.0億円—
外国人介護福祉士就労研修導入・指導事業厚生労働省0.94億円0.95億円
外国人看護師・介護福祉士受入支援事業費厚生労働省0.72億円0.72億円
高度外国人材子弟の教育環境の整備文部科学省0.71億円0.71億円
外国人看護師・介護福祉士受入支援事業厚生労働省0.63億円0.65億円
在日外国人社会統合外交政策経費外務省0.39億円0.71億円
外国人向け消費税免税制度の「リファンド方式」 移行支援事業等観光庁0.16億円1.0億円
自動車運送業における外国人材の適正な受入環境の確保国土交通省0.09億円0.30億円
外国人学校における保健衛生対策事業文部科学省0円—
外国人看護師候補者就労研修支援事業厚生労働省0円—
外国人建設技能者の円滑・適正な受入れを実現するシステム改修国土交通省0円—
育成就労制度、及び特定技能制度の実効的な施行・運用に関する総合的研究厚生労働省0円0.12億円
オーバーツーリズム対策等外国人問題への対応観光庁0円—
諸外国における外国人による土地等の取得・利用規制の調査外務省0円—
外国人就労管理システム(情報通信技術調達等適正・効率化推進費)デジタル庁0円—
育成就労制度における日本語講習モデルカリキュラム開発等事業厚生労働省0円—
外国人との秩序ある共生社会の実現に向けた地域の受け皿づくりに関する調査研究総務省0円—

注目点

  1. 2027年3月の基本方針が、受入れ規模について数値の目安やシナリオをどこまで示すか。在り方WGの将来推計の前提が焦点になる。
  2. 日本語・生活学習プログラムの受講や日本語能力(B1相当)が、永住許可・長期在留・帰化の要件や考慮要素としてどこまで書き込まれるか。
  3. 10月の手数料改定後、更新・永住申請の件数や減免の運用がどうなるか。プログラム財源とのひもづけが予算編成で明確になるか。
  4. 年末の分野別運用方針改正で、外食業の上限を見直すか、停止を続けるか。育成就労産業分野の追加が予定どおり進むか。
  5. 2027年4月の育成就労施行に向けた監理支援機関の許可と育成就労計画の認定が、施行日までに間に合うか。

出典

この解説は、AI が公開資料と報道を読んで出典つきでまとめ、別の AI が抜き取りで事実確認したものです。数字や日付は出典で確かめてから使ってください。誤りは [email protected] へ。

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